菊田神社 御朱印
千葉県習志野市に鎮座する菊田神社の御朱印です。御朱印は非常に力強く、しかも独特の墨書の神社名が印象的な御朱印です。参拝したときは社務所は不在でしたが、運よく宮司さんが戻られてきたため御朱印を頂戴することができました。
京成津田沼駅から徒歩5分程度のところにあり、近くを京成電鉄が走っていますが、境内は静けさを保っていました。
御朱印がいただける場所
授与所、初穂料:300円
オリジナル御朱印帳なし
神社情報
■菊田神社(きくたじんじゃ)
御祭神:大己貴大神(大国主命)、藤原時平命
御神徳:縁結び、厄難除、安産、商売繁盛
旧社格:旧村社
例大祭:10月19日
参拝日:平成27年7月11日
菊田神社社殿
菊田神社御由緒
菊田神社は、久久田大明神と称しており、平安時代の弘仁年間(810年代)に創建されました。その後、宝暦年間に菊田大明神と改称、大正元年には、区内各町に鎮座されていた八坂神社、金刀比羅神社、大山祇神社、水神社、稲荷社、雷神社の御祭神を合祀しました。
治承四年、藤原師経らが下総国に流罪になった際、海上が荒れていたため波の静かな場所を探し当地へ上陸しました。師経らは無事にここまでたどり着けたのは、久久田大明神の御神徳によるものであるとし深く感銘を受け、このお宮を崇め奉り手「この地を安住の地と定めました。同時に祖先の第六十代醍醐天皇の御代延喜左大臣藤原時平命をあわせて祀り、住民とともに奉斎崇敬しました。
その後、星移り年変わりて入り江も浅瀬となり、この嶋の土と東西の岡の土を採取し浅瀬に盛土して水田を広げて氏神の社名に相相応しく永く久しく栄える国として耕作するようになりました。
菊田神社の敷地内にある池の水源は三山の二宮神社と言われています。下総三山の七年大祭では、菊田神社(きくたじんじゃ)は叔父(おじ)の役割を持っています。
あんば様
菊田神社では、「あんば様」と呼ばれる民間信仰の行事が3月15日に近い日曜日に行われています。正しくは「阿波様(あんばさま)」といい、由来によれば、明治の始頃、久々田、谷津、藤崎、鷺沼のむら村々で天然痘が流行したので、これを治し予防するために始まったといわれています。
当時の久々田村では行商が行われており、海産物を茨城方面まで売り歩き、帰りに農産物を持ち帰る商いをしていました。たまたま、茨城県稲敷郡桜川村阿波の大杉神社のお札が疫病に効能があるというので、行商人がそのお札を持ち帰ってきて、菊田神社に納め祀ったところ、天然痘が治ったといわれています。
その後、大杉神社の分霊を祀って「あんば様」の祭りが続けられています。なお、あんば様は、水上交通・漁業の神であるとも言われています。
*鳥居*
この池の水源が二宮神社とも言われています。
こちらで御朱印をいただくことができます。参拝した際、ちょうど宮司さんがいらっしゃったので、手書きの御朱印を頂戴することができました。
菊田神社御鎮座地
所在地 :千葉県習志野市津田沼3-2-5
最寄駅 :JR総武線津田沼駅下車徒歩15分
京成電鉄京成線京成津田沼駅下車徒歩3分
公式HP:http://www.kikuta-jinja.jp/