<火防陶器神社 >
大阪市中央区の坐摩神社境内に鎮座する火防陶器神社の御朱印です。戦前は北は筋違橋から南は四ツ橋迄の両側に二百数十店もの陶器店が軒を並べ、戦後は西横堀川に再建された陶器問屋の守護神として愛宕山将軍地蔵を祀っていたと伝えられています。当初は西区靱南通一丁目にありましたが、1907年(明治40年)に市電敷設による道路拡張のため、坐摩神社境内へ移転されました。陶器神社というだけあって神社横には陶器でできた燈篭が建っています。
陶器神社御朱印授与場所
坐摩神社社務所、初穂料:300円
オリジナル御朱印帳なし
【神社情報】
■火防陶器神社(ひぶせとうきじんじゃ)
創建年:明治六年(1873年)
御祭神:大陶祇神、迦具突智神
旧社格:無格社
例大祭:7月23日(せともの祭)
参拝日:平成28年11月10日
*社殿*
火防陶器神社御由緒
嘉永の頃、横堀せともの町に火防の神として、崇敬厚い愛宕山将軍地蔵が祀られていたが、特に火災の危険の多い藁を荷造材料に使う陶器商人は、これを守護神と仰ぎ地蔵会には陶器造り人形を作り奉納し、地蔵会と共に盛んであった。明治五年地蔵祭が禁止されるに及び火防地蔵尊に代り、水、土、火の神を勧請し火防陶器神社が創起された。
当初は靭南通一丁目に鎮座ましましたが、明治四十年市内電車敷設のため、坐摩神社に移転合祀された。その後、昭和二十年戦災に遭い、二十六年西横堀浜筋に再建され、せともの祭と共に復興したが、四十六年阪神高速道路の敷設により再度立退きのやむなきとなりここに崇敬者の浄財と各地陶芸作家諸先生の賛助により、火防陶器神社の名にふさわしく陶器の宮として当所に御造営の上、同年十二月遷宮鎮座し奉り今日に至っている。火防陶器神社は、時代とともに場所を変え、人々の協力により受け継がれてきた神社なのです。現在、せともの祭りでは茶碗供養があります。また、坐摩神社境内には、様々な陶器が飾られていて、美術館のように鑑賞を楽しめます。
火防陶器神社御鎮座地
所在地 :大阪市中央区久太郎町4丁目渡辺3号 坐摩神社境内内
アクセス:市営地下鉄本町駅下車 徒歩3分
駐車場 :あり(無料 5台)
拝観料 :無料
拝観時間:7:30~17:30(土日祝日 7:30~17:00)
公式HP:なし
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